プロフィール エントリー コメント カテゴリー アーカイヴ リンク

惚気ます。


入籍してしばらく事情により週末婚状態だったが、同居を始めて(というより、私が家に入って)2ヶ月になろうとする。その間にたまったおかあさん(夫君の)のはなし。

昨日の夜、店から帰る時(彼女はお店を持っている)に道一杯にサラリーマンが5、6人酔いどれ気分で歩いていた。母はその後ろから自転車で「ちょっとすみません」と通して貰おうとしたら、そのうちの一人が「ほらほら、よけて」と牧羊犬よろしく、他のメンバーにうながして母を通そうとしてくれた。それで、母は「ありがとうございます」と通りかけたら、こともあろうにその牧羊サラリーマンが母に向かって「くそババア」と言った。

母はあまりの急転直下にめまいがしたそうだ。「よっぽどその場でバターンと倒れてやろうかと思ったけど、地元の人間じゃなさそうだし、やめといたんだけどさ。」笑いながら帰ってきた母は、「ババアはババアだけど、くそはひどい」と何度か言っていた。

母は、工事に来てくれた人や、大変そうな人に、ちょっとした差し入れをよくする。大概、バナナとかお菓子とかを「ほい、おやつ」と渡す。この間は、神社のお祭り「おとりさま」で寒い中交通整理をしているお巡りさんに通りすがりにホッカイロを投げて渡した。お巡りさんは、不振な顔つきをしていたと、母はくすくす笑いながら報告してくれた。

ところで、新潟市の某ホテルに入っているジュエリーショップと縁があって、そこで結婚指輪を作ったのだが、その際にホテルのキャンペーンに応募するとディナーショーやらおせちやらボトルキープ券やらが当たるという応募用紙を大量に貰った(金額に合わせて応募用紙をくれると思うのだが、お店のおばさんは面倒だったのか豪快に束でくれた)。それで、私と夫君でせっせと家族みんなの名前を代わる代わる書いて応募したのだが、母の名前で応募したもので、ペアのスイート宿泊(ディナー付き)が当たった。すると、母はホテルに電話をして、当選のお知らせが届いたこと、当てて下さったことへの感謝を述べたそうだ。

そんなひとに育てられた兄弟たちもなかなか面白い。
まだ夫君たち兄弟が小さかった頃、みんなでおばあちゃんの家に遊びに行った(市内なのでそう遠くない)。苺のおいしい季節で、おばあちゃんの家で、苺を食べようとお皿に盛り、取り敢えずそこにあった砂糖をかけて子ども達に出したところ、ひと口食べた夫君のお兄さんは、もそもそとこう言った。

「おれ、イチゴはあまい方が好きかな・・・」

お母さんがたっぷりかけたのは塩だった。

ちなみに、夫君は小学生低学年の頃、風邪をこじらせて小児科に行かなくてはならなくなった時に、

「この歳になって親に付き添われて病院に行くなんて」

と嘆き、周囲をのけぞらせたらしい。

(彼はやはり小学生の頃、夏休みの宿題で観察日記用に朝顔を育てた。「植物は話しかけるとよく育つ」と聞いて、毎日話しかけるようにした。新学期が始まって、学校に朝顔を持って行ったら、彼の朝顔だけそれはもうびっくりする程大きくなっていた。)

結婚前に、夫君は「腹が立つことがあっても、寝ると忘れる」と言っていて、はぁ、こういう奇特な人もこの地球には存在するのだなと感心したのだけれど、生活してみると、この母にしてこの子ありなのだな、とよく思う。そして、多分、「この義母にしてこの嫁あり」もあって、最近、わたしは腹を立てることがすっかりなくなって、ふやふや笑っていることが多い。

iPhone 4Sに変えたら、通話が2回に1回成立せず(全く音がしなくて、表示も「接続中」となるのだが、相手にはかかっているので無言電話になってしまう)、auショップ、auのiPhone顧客サポート(ここの対応はひどかった!)、Appleサポートとたらい回しの目にあって、母が「それは換えてもらいなさい!」と先にしびれを切らすくらいなのです。ふやふや。


ブログ村参加中↓ ランクインのブログを見てみる
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 新潟情報へ
にほんブログ村

生徒さんに、こんな記事のリンクを送ってもらった。

「いいね」は良くなくて「悪くない」は実はホメてる、イギリス人の本音と建前翻訳ガイド(ギズモード・ジャパン)



「フランス語でもこんなのあるんでしょうか?」というので、仏語訳をして考えてみましたら、

はげしく怖い話になりました。


以下、心して読んで下さい(ブルブル)。なんつって。


こちらタテマエ

1) Je comprends ce que vous voulez dire. (あなたのおっしゃりたいことはわかります)

2) Avec un grand respect, (心からの尊敬を込めつつ)

3) C'est pas mal (du tout) ((全く)悪くないね)

4) C'est une proposition très brave (勇気ある提案ですね)

5) Assez bien (plutôt bien/bon) (まぁまぁ良いんじゃない、良い方だと思うよ)

6) Je voudrais vous proposer... (提案させて頂きますと・・・)

7) Au fait / A propos (ところで)

8) Je suis un peu déçu par là. (そこのところがちょっと残念なんですよね)

9) Très intéressant (とても興味深い)

10) Je tiendrai compte de ça. (考慮に入れるようにしますよ)

11) Je suis sûr que c'est ma faute. (本当に私のミスですよ)

12) Tu dois venir dîner chez moi. (うちに夕ご飯食べに来なくちゃね)

13) Je suis presque d'accord avec vous. (あなたの意見にはほぼ賛成というところです)

14) Simplement, j'ai quelques petites choses à ajouter. (ただ、ちょっと付け加えることがあるだけです)

15) Il nous faudrait prendre toutes les possibilités en considération. (我々はあらゆる可能性を考慮に入れるべきじゃないかな)
または 

Il nous faudrait considérer cela sous tous ses aspects. (我々はあらゆる角度から検討した方が良いの
じゃないかと思う)




して、その心は・・・(ギャー)

1) Je comprends ce que vous voulez dire. (あなたのおっしゃりたいことはわかります)
Mais, c'est pas grand-chose. Laissons tomber.(でも、その意見ってたいしたことないからスルー。)

慰め顔で言われることが多い台詞。

2) Avec un grand respect, (心からの尊敬を込めつつ)

これについては、言葉通りのことが多いのでは。ただ、「こんなアホな意見にも、一応は最低限の礼儀を示してやった」という意味として使えなくもない。(←意地悪)

3) C'est pas mal (du tout) ((全く)悪くないね)= C'est génial ! C'est très bien ! (いいじゃん!最高!)

一般的によく使われます。ひねくれもののフランス語思考がよく体現されています。

4) C'est une proposition très brave (勇気ある提案ですね)

イギリス人のコンテクスト同様「おまえあほか」という罵りを何重にもオブラートに包んだ意地の悪い表現ですが、単純に「よく空気読まずにこの場でそれが言えるな」という感心が思わず漏れたとも言える、または「このKY野郎、さて、この場をどう立て直して行くか・・・」と焦りながらのつなぎの言葉として使われることもあります。
結局、「T'es con (あほだな、おまえ)」という意味になるのんですが。


5) Assez bien (plutôt bien/bon) (まぁまぁ良いんじゃない、良い方だと思うよ)

そのままの意味として受け取っていいんでしょうが、むしろ「Je m'en fous (どうでもいい)」というのが本音かもしれません。イギリス人のように「こいつダメじゃん」という意味では使わないかも。

6) Je voudrais vous proposer... (提案したいと思うのですけれど・・・)

これも、そのままでは。まあ、こちらの提案を述べた後に笑顔でこう言われたら、相手の用意して来たものにはほぼ興味がない、聞く気がない、つまり「Votre idée ne me dit rien (あなたのアイデアは何も響かない)」、もっと言うと、「Votre idée est n'importe quoi (あなたのアイデアはクソの役にも立ちません)」と暗に示しているのかも。
イギリス人の言う「ちゃんとやれよ」よりもこわい。



7) Au fait / A propos (ところで)

このさりげない導入の後に、核心に切り込んで来るのはどこの国でも一緒だろうと思いますが、いかがでしょう。

8) Je suis un peu déçu par là (それにはちょっと失望したな)= T'es nul, c'est ta faute. (あんた使えねぇな、あんたのせいだよ)

以前から、この「decevoir」という動詞には本当に背筋の凍る思いを幾度もさせられている。「là」 に当たる内容があなたの行為や意見を指し示している場合、上記のような訳になると言って良い。「un peu(ちょっと)」は残念感の増幅の意として反語的に使われており、自分の信頼が裏切られたと受け身形をとっていることで、「お前が悪い」感をより一層にじませています。不機嫌そうにおもむろにぎろりとにらみ、ため息まじりに「失望させられた」と反吐が出るように言うのが正しい使い方。

9) Très intéressant (とても興味深い)

文字通り使われることも多々ありますが、あまりに突飛過ぎて=「 Je ne comprends rien (意味不明)」という意味が含まれることもあります。

10) Je tiendrai compte de ça. (考慮に入れるようにしますよ)

と、言われて考慮に入れて貰えたためしがないので、これはほぼイギリス人と同じ使用法で「C'était quoi déjà, tes propositions ? (お前の提案って何だったっけな?)」
と同義語だと思った方が賢明。


11) Je suis sûr que c'est ma faute. (本当に私のミスですよ)

これは、純粋に言葉通りで「私が悪かった」と使うものの、そこに若干の「bravade(虚勢)」が含まれることが多い。つまり、「(あんたのアホさ加減を予見できなかった)私のミスです」という意味。
どちらがおごるかレジの前で言い争うおばちゃん同士の争いに似たやり取りで「あたしが悪かったのよ」「いいえあたしが」と言い合う姿をよく見かける。


12) Tu dois venir dîner chez moi. (うちに夕ご飯食べに来なくちゃね)

イギリス人特有の言い回しとして有名だけれど、フランス人の場合は仲良くなる気がない人にはこんな思わせぶりなことは言わない。ただし、その時には夕食に呼ぶ気満々だったのだけれど、すっかり忘れてしまった(またはふりをしている)ということはよくあることです。フランス人心と秋の空。

13) Je suis presque d'accord avec vous. (あなたの意見にはほぼ賛成というところです)

Mais...(でも)と必ず続く。賛成してないじゃん!

14) Simplement, j'ai quelques petites choses à ajouter. (ただ、ちょっと付け加えることがあるだけです)

学生時代のレポートや発表の総評で先生がよく使っていた言い回し。主に14)との合わせ技「Je suis presque d'accord avec vous, mais simplement, j'ai quelques petites choses à ajouter...(あなたの意見にはほぼ賛成なんだけれど、ちょっと付け足すとすれば・・・)」で、生徒は煙に巻かれることになる。

15) Il nous faudrait prendre toutes les possibilités en considération.(あらゆる可能性を考慮に入れるべきじゃないかな)

または 

Il nous faudrait considérer cela sous tous ses aspects.(あらゆる角度から検討した方が良いのじゃないかと思う)

公平な視点、バランスの取れた思考力を思わせる発言に見せかけて、要は「Je refuse ton idée (あんたのアイデアはボツ)」と言っています。


※実体験からの解読であり、受け取り方には個人差があります。間違っても丸暗記したりしないで下さい。

 言葉を学ぶって、表側の活用とか文法とかを如何に間違えないで使うかにばかり目が行きがちですが、こういう「行間を嗅ぎ取る」ことができる能力も必要だと思います。体得するって、語学ではなんだか遠い感じがしますが、こういう一種の「言語外現実」というのはまさに身体で「感じ取る」ことからしか知ることができないものなのです。これは日本語でもできないと生きて行く時につらい。

外国語って「めんどくせー」と思ったりもするのですが、日本語の中にいるだけでは絶対に出会えることのない楽しさだし、身体(感覚)で「わかる」っていうのは、鉄棒で前まわりができるとか、跳び箱が飛べた時なんかと同じような快感なのだと思います。


ブログ村参加中↓ ランクインのブログを見てみる
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 新潟情報へ
にほんブログ村

petite fille en pain de gimgembre 誕生日でもあり。
 ジャンボ過ぎてケーキに乗らなかったジンジャーブレッドガールろうそく。


そのとき、わたしは青いチェックのボーイズサイズのシャツに紺のシガレットデニム、コンバースという格好で助手席に座っていて、彼の白と紺のキャップを被った。

「そうやってると、本物の男に見える」
「どうする、本当に男だったら?」

いつものように静かに妄想していた彼は、しばらくして言った。

「しょうがねぇな。」

その返答が、悩ましげな焦燥感の中にあきれたような、怒ったような、それでいて腹を括ったような、もうお手上げのような、なんだか色々な感情が混ざり合って不思議な響きで放たれたので、おかしくておかしくて、お腹を抱えて笑った。本当の本当に男になったわたしを前にしても、この人はやっぱりこんな調子で「しょうがねぇな」と言うのだろう。


それから約一年経って、偶然またそのキャップをわたしが被った。

「俺より男前だ」

デニムに、彼に借りた穴のあいた古着のTシャツ(それが一番サイズが小さかった)、ヒールのないトングという、やっぱりさっぱり色気のない出で立ちのわたしは、そういえば・・・と一緒にいた彼の母に「しょうがねぇな」の話をして、また笑う。

「いや、もし本当に男だったとしても、もうこのまま付き合ってくしかしょうがねぇなと思って」

という彼の冗談のような本気の覚悟表明に、ははぁ、そういう意味だったからあんな妙音が出たのかと腑に落ちた。


その昔「わたしがオバさんになっても」という曲が流行ったけれど、「わたしがおっさんになっても」という不条理な可能性さえも引き受けてくれようという懐の広い人でよかったなぁ、しかし、うっかりおっさんになってしまわぬように気をつけよう、などと婚姻届を出した帰り道に心に誓ったのであった。


姓が変わったら某ジャズシンガーさんと同姓同名になってしまいました。


ブログ村参加中↓ ランクインのブログを見てみる
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 新潟情報へ
にほんブログ村

死に立ち会う。

不思議と近い感覚を抱きながら、どうしようもなく遠い存在。本来なら、わたしには何も語る資格のないであろうひとつの死。けれど、こうして儀式に参加することになる。

初めてお見舞いに行った帰り、少し後悔していた。もっと、ちゃんとご挨拶すればよかった、たとえ「聞こえない」かもしれないとしても。たとえ、ぎょっとされたとしても。パフォーマンスだとか、変わり者だとか思われて、色々と迷惑がかかるかもしれないとしても。そんなこと、たいしたことじゃないじゃないか。


あの時、おじいちゃんは指を動かして、酸素計測器をはずしてしまった。私はそれに気づいて、おばあちゃんに言った。そうじゃなかった。おじいちゃんは、きっと「よく来たね」とわたしと話をしようとしてくれたのだ。わたしはその指をにぎって、

「こんにちは、はじめまして」

と言えばよかったと、帰り道にずっと考え続けていた。お盆にはもう一度行って、今度はちゃんと「もう知っているかもしれませんが、まりといいます。よろしくお願いします。」と言おう、と。

そういう後悔は大体「アトノマツリ」になる。


そのひとが、もうそこにいない、という事実は亡骸を見れば一目瞭然なのに、いよいよという瞬間までぼんやりとしていて、魂に包まれていた身体が無くなってしまうという現実につきつけられて胸が苦しくなる。好きな人が悲しんでいるのはつらい。どんどん透明になっていってしまうようで。大切な人たちが悲しんでいるのはつらい。この場面にいままで幾度か立ち会っているけれど、その都度そう思う。自分が悲しいよりつらい。


おじいちゃんとは、ほんの少しだけすれ違っただけだけれど、これからも続いて行くひとつの歴史の中にわたしも組み込まれて行くんだ。家族に支えられている。しっかり守って受け渡していかなくちゃな。


ブログ村参加中↓ ランクインのブログを見てみる
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 新潟情報へ
にほんブログ村

"L'école est (presque) finie" pour mes étudiants, et maintenant c'est boulot boulot pour la prof...

試験は先生も怖いんだ。生徒が書いたり消したりした苦労の跡の答案を見るのには勇気がいる。

もし、全然解けていなかったら・・・
もし、易し過ぎてつまらなかったら・・・
もし、説明が理解してもらえていなかったら・・・

生徒の答えに赤を入れるのに快感を感じるサディスティックな先生もいるかもしれないが、わたしの場合は赤い線(エラー部分には下線を入れるようにしている)を入れる度に自分にも同じだけ×が入るような気がしてしまう。

ので、今は全身朱色の耳無し法一みたいになっとるところです。

フランス語って、やっぱり難しい。嫌みでなく、そう思います。

かつて絶望を感じた難しさや面倒さというのが過去の思い出になってくると、つい「あー、あのややこしさねぇ。まぁ、精一杯がんばりなよ」みたいな、経験者の上から目線でにやにやしてしまいそうになる。そういう態度は語学嫌いを増やすだけだし、今現在の苦しみをわかって、なんとかしてくれない先生じゃ、相談する気も失せる。だから、なるべくその苦しみを共有するようにはしているのですが、白状すると、

フランス語をある程度のレベルまで続けて来ると、文法上の難問には、もはや苦しみでなく美しさを見出すようになってくるわけで・・・まぁ、フランス語を長く続けているやつなんて変態に近いものがあるからな。世の中には、アブナイ人がたくさんいるのですよ。


今朝からなぜだか懐かしいBen Folds Fiveの「Where‘s Summer B. ?」が頭の中でぐるぐる回っている。解消するにはピアノのふたを開けるしかないか。


EXTENSION58は本日ツアー最終日で大阪に乗り込んでいます。6時間かけて行き、6時間かけて戻って来る・・・よくやりますよ、「新潟の笹団子野郎」たちは。ツィッターで色々報告してくれるので、見ていると面白い。

http://twitter.com/#!/EXTENSION58

前回の動画がかなり映像が遅れるiPod touchの謎現象ムービーだったので、ズレないやつを。

仙台enn 3rd「Diamond's Allow」



先週のWOODY「Blue Train」(音割れあり)



誰か、iPod touchで撮る動画の映像が音声より遅れるバグの解決法を教えて下さい。リセットしたらいいのかな。


ブログ村参加中↓ ランクインのブログを見てみる
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 新潟情報へ
にほんブログ村

わたしがEXTENSION58というバンドを知ってから、8月でまだたった2年なのだけれど、その間に2回同じ光景に遭遇した。

一度目は、わたしにとって2回目のライヴで、丁度15周年記念のワンマンだった。

連れて来てくれた友人が、当時、家庭の事情で心も頭もそのことでよじれるようになっていた。第三者が端で聞いていてもやるせない気持ちになってしまう位だから、当事者の家族である彼女の具合が悪くなってもおかしくない。

ライヴの途中から少しずつ吹っ切れて来て、終わった時には顔色が良くなっていた。悩んでも仕方ないから、もうやめたと言って笑った。


二度目は一昨日、SUNSHINE LOVE TOUR 2011 新潟2daysの二日目、海の家nefでのイベント「ベルウッド・ストック2011」で。

思い立ってモブログからリハーサル中の写真をUPしたら、それを見て、ふらりとやって来てくれた方がいた。

彼も、仕事で思うように行かないことがあって気分転換に来たと話してくれたのだけれど、終わった後話した時にはやっぱり顔色が良くなっていた。自分と同年代で、同じように「地方都市新潟を拠点にがんばっているおじさんとして」。

たぶん、4人のおじさんたちは(笑)、(そう思うことも折にふれあるだろうけれど)「元気をわけてあげたい」を主たる目的として活動しているわけではないと思うし、彼ら自身もそれぞれ生活の中で浮き沈みがあると思うから常に元気なわけではない(鈴木さんは1日目に歯茎が腫れていたし・・・)。だけど音楽が好きで、演奏が好きで、みんなと一緒に自分たちがやっていることが好きで、その「好き」には、心に溜ったいらないものを溶かしてしまう力があるんだと思う。

先日「好き」という言葉についてちょっと書いたけれど、彼らの音楽には、「好き」の原始的な力がいつも満ち満ちているんだと改めて感じた。

好きなことを、機嫌良くやっているって自分を振り返ってもあまりないような気がする。
そこまで、自分の仕事なり趣味なりを全力で愛しているかっていうと、好きなはずなのに、全力出せていないよなぁ。わ、「ひたむき」だ。今年の標語(すっかり記憶から抜け落ちていた)。

よっしゃーやるぞー、わたしも。


久々に聞いたTHE DISAPPOINTMENT (in 3rd アルバム「THE DAYS IN THE WATER」)少々いっこく堂(音が遅れる)。


ブログ村参加中↓ ランクインのブログを見てみる
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 新潟情報へ
にほんブログ村

110703_1612~0001-0002.jpg
ただいま準備中


EXTENSION58 SUNSHIN LOVE TOUR 2011

at 海辺のギャラリーダイニングnef


柳田久美子
EXTENSION58
theMANKY
オーライズ

OPEN 18:00
START 18:30

当日 1,800円


ブログ村参加中↓ ランクインのブログを見てみる
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 新潟情報へ
にほんブログ村

 わわわ。


昨日、所用でイオン新潟南店に行った時、普段決して入ることのないアクセサリーショップで凄いものを発見してしまった。

「Les Aventures de Télémaque」de François Fénélon.

フェネロンの「テレマコスの冒険」アシェット出版の古本。

一瞬、Cicéron (キケロー)かと思い、思わず本をめくってしまったら・・・

ざざざざ〜っ

とディスプレイされていたネックレスが滝のように流れ落ちました(当たり前)。

あわあわと元に戻し、取り敢えず写真をとる。

挙動不審のまま「この本を買い取ることはできますか?」と尋ねてみようか、でも「ディスプレイですので・・・」と一蹴され、「アクセショップでジュエリーを見るんじゃなくて、そっちかよ!」というつっこみを隠して気の毒そうにまつげをしばたかれたりするのだろうな、などと徘徊しながら想像して、ため息を残して店を後にした。

知らない人が見れば、とても欲しいアクセサリーを何らかの事情であきらめて出て来た人だと思うだろう。

この本の価値ってなんなんだろ・・・わたしたちも、こうやって思いもよらぬ場所で思いもよらぬ価値を見出され、本来の「自分」とはかけ離れたところでひっそりと佇むことがあるかもしれない。

そもそも、自分が本当だと思い込んでいるジブンなんて、何もかも幻想なのかもしれない。


テレマコスは「オデュッセイア」の主人公ユリシーズ(オデュッセウス)の息子で、おやじさんを探して旅に出る、その冒険のお話が17世紀のフランス人作家フェネロンの「テレマコスの冒険」。マリヴォーがパロディーを書いたらしい・・・読みたい。懐かしいな、マリヴォーの皮肉とアルルカンのキュートさ。 今見ると腰が引ける分厚さの「マリヴォー戯曲全集」。こんなのよく持ち歩いてたな・・・。「La Double Inconstance」が一番好きな話だった。


当時の殴り書きメモや提出課題なんかを見ると、本当にこれを書いたのは自分なのか、自信がなくなってくる。ナント大学に行っていたのはわたしではなくて別の誰かさんだったのかもしれないと、たまに真剣に思う。三年で人間を構成する全ての細胞は一新するらしいし。今となっては、このブログがあるから、かろうじてそんなこともやっていたと言えるのです。

あのころのわし→「シモネタエクスポゼ

最近、「あのころ」の話ばかりしているような・・・思い当たる理由は、あるっちゃあるんですが。


ブログ村参加中↓ ランクインのブログを見てみる
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 新潟情報へ
にほんブログ村

ホリエモンのgo to jail Tシャツを新聞で見かけた夜、殺人罪でジワジワと追いつめられる夢を見てしまった。こういう場合はどこに文句を言ったらいいのだろう。


Ah si j'étais Français !!!
(念のために、「si j'étais Française」 に非ず)

フランス人(男)だったら良かったのに!(大声)

・・・と、この仕事を始めてから何度思ったかしれないが、だいたいそう思う時が何時なのかがわかった。

リスニングの課題を作っている時。適当な素材はそう簡単に見つかるものではなく、だったら自分で作った方が早いのだが、やはりどうせならネイティヴが話しているのを聞いて欲しいと思う。

こういう時ネイティブのパートナーがいればいいのかもしれないけれど、きっと鈴木先生ばりの私の熱血演技指導が細かすぎてうんざりされ、結局二度と引き受けて貰えなくなったりしそうなので、やっぱり自分がフランス人である方が便利に違いない。なぜ男なのかというと、日本人のフランス語学習者はまだ女性率が高いので、男である方が顧客が増えそうだという、純粋に邪な理由からです。

ヨコシマといえば、昔、日本語を教えていたフランス人(男)が愛すべきアホなやつで、血迷って日本に行きたいなどと言い出したので
「日本語もまともに話せないのにどうやって仕事探すの?」と聞くと
「ガールフレンドを作ってヒモになる」などとけしからんことを言う。
「そんな簡単にはひっかからないよ(だいたい目の前の日本人さえひっかけられないではないか)。」
「いやいや、今トウキョウに行ってる奴がいて、そいつ情報だと結構ちょろいらしいんだ。」

そこで彼が次の台詞を言わなかったら、間違いなく「大和撫子をなめんな」とグーでぶっていたと思うのだが、私の額に青筋が入っているのを知ってか知らぬまま天然でか、

「C'est facile, je porte un T-shurt et là-dessus j'écris " I'm a Master of the French Kiss" 」

(簡単だよ、「僕はフレンチ・キスの師匠です」って書いたTシャツを着て歩くんだ」)

と、いわゆる「どや顔」で言ってのけた。その瞬間に全ての力がへなへなと抜けた私は、

「Hélas, comme je suis 36 milles fois mieux et plus sérieuse que lui, j'aurais été mieux que lui pour être faite Française !!!」

「ああ神様、わたしはこいつより3万6千倍(フランス語ではなぜか「いっぱい」のことを「36000」という)いいやつでまじめです。こんなやつでさえフランス人であるのなら、いっそわたしをフランス人にしてくれたっていいだろうに」と思わず天を仰いだのだった。

(断っておくが、私はフランス人至上主義なわけではない。)


そんなエピソード含め、冒頭の一言を生まれて初めてツィートしたいと思った。ツィッターやってないけれど。


タイトルの

Et si on gazouillait un peu ?の「si(1)」

と、わたしの心の叫び

Ah si j'étais Français !!!の「si(2)」

はちょっと役割が違う。同じように後ろにimparfaitの形が来るけれど、

(1) は「〜しようか」「よかったら〜しない?」という勧誘。「ちょっとつぶやいてみよっか?」
(2) は願望を表す「もし」の使い方。「フランス人だったらなぁ!」

(1)の表現を使って誰かを誘えるようになったら、立派なフランス語話者と言えるのだ。


ブログ村参加中↓ ランクインのブログを見てみる
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 新潟情報へ
にほんブログ村

財布をガマ口に替えた。

そうすると、鞄の中の小物入れ(メイクポーチ、薬入れ)が全部ガマ口。ちょっと壮観。
そこまでガマラブのつもりはなかったんだけれど、これでは言い訳できない。

しばらく忘れていたが、私がガマ派になったのは、そもそも高校を卒業して上京した頃にこれを見たからで・・・(ジャン=リュック・ゴダール監督「勝手にしやがれ」)



本当になんでもないシーンで(ジーン・セバーグが出るシーンではなかったからYouTubeで探してもやっぱり出てこなかった)、朝ご飯を食べるお金もないチンピラのジャン=ポール・ベルモンドが、タカリに行った女の子の着替え中に財布からお金を盗む、それがガマ口だった。

女の子がワンピースをかぶり頭が出なくてモタモタしているのを見計らい、太いゴロワーズをくわえたベルモンドがタンスを開いて洋服の間に挟まっている財布を探り出し、ごっつい指でパカっと開いて、中からくしゃくしゃのお札をぐしゃぐしゃと出してあわててポケットにつっこむ。財布を元の棚に滑り込ませると同時に、女の子がやっとワンピースから顔を出し、絶妙のタイミングでくるっと彼の方に向き、にこっと笑う。

これがチャックの財布だったらここまでこのシーンが私の中で焼き付いたりはしなかったんじゃないかと思う。「私もパカっと開いて中からぐしゃぐしゃっとお札を出したい!」と熱に浮かされたようにそのことばかり考えた。

留学する直前に、たまたま新宿の京王デパートを歩いていてラ・バガジュリーのガマ口を見つけた。お陰でフランスでは思う存分パカっと開いてはグシャッとやっていた(ユーロ札は柔いのでくしゃくしゃにし易い)のだが、あまりやり過ぎたのかあっという間に財布はすり切れ、3年で壊れてしまった。それで、現在は薬入れにしている小さな黒い小銭入れに無理矢理お札を折り畳んでいれていた(グシャッとやると一枚しか入らない)。母に貰ったこの布製のがま口はビーズの刺繍がしてあって、ナントの各スーパーのレジのお姉さんに大変評判が良く、「可愛いですね〜、どこの?」「日本です」「あー・・・(こっちじゃ買えないのね)残念!」と、よく声をかけられた。


意外に思われるかもしれないのだが、私はわりと鞄の中を整理する方で、無駄なレシートやポイントカード類は一切持たない。本当ならポケットに入れて手ぶらで歩きたいくらいなんだけれど、それは幾ら何でもパチンコに行くおっさんのようなので自重している。


ゴダールの映画は難解すぎて付いて行けないものもあるけれど、初期のものにはやっぱり影響を受けた。ところで、「勝手にしやがれ」を検索するとジュリーばかり出て来てしまうのですが、原題は「A bout de souffle (ア・ブゥ・ドゥ・スゥフル)」息もきれぎれに、という意味です。


ブログ村参加中↓ ランクインのブログを見てみる
にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 新潟情報へ
にほんブログ村

| 1/40PAGES | >>


ecor 2010